今やカメラよりもスマホで写真を撮ることが多くなってますよね。そこで面白いなぁと思うのは、カメラで撮るときは横位置で、スマホで撮るときは縦位置で、が基本になっていることです。写すときに自然に構えられるほうが撮りやすいってことでしょうか。私の場合、カメラではやはり横位置で撮ることが多いですが、余裕があれば縦位置でも撮るようにしています。今回は、同じ場所で縦位置、横位置で撮った画像を比べてみます。
姫路城の大手門の外から撮っています。縦位置で石垣と桜と大天守と非常に欲張った構図になってます。お堀の部分がもっと入ればよかったのでしょうが、85ミリレンズで撮影(フルサイズ換算128ミリ)していたので、もっと後ろに下がって撮らないと無理でしたね。
続いて、同じ場所からの横位置撮影です。レンズは同じく85ミリです。石垣、生け垣が入っていると中途半端な感じに思えてきます。下の石垣、生け垣は無いほうが大天守が桜に囲まれている感じを強く持たせることができたような気がします。
縦位置と横位置の画像を見比べてみて気づくのは、横位置は 縦位置と比べると広がりを感じます。縦位置では広がりよりも高さを表現するのに良い感じです。また、縦位置だと横位置に比べて大天守がメインの被写体だと感じさせてくれます。
このように縦位置、横位置で写真の雰囲気が変わるので、余裕があるときは両方のパターンを撮るといいかもしれませんね。
ちなみにネットで検索したらいくつも縦位置、横位置に関する記事がありました。それだけ写真表現に関わる要素として必要なのでしょう。
最後に、カメラのセンサーが正方形だったら縦横悩まずに撮影できそうですよね。そんなカメラが手ごろな価格で販売されることを夢見て終わりにしたいと思います。