JR西日本が山陽新幹線の０系の置き換えを発表したのが２００７年１２月のことでした。翌２００８年４月にはJR西日本オリジナル色から国鉄色に復活した０系が運行を始めます。６月に残存する０系３編成全てが国鉄色になったところで０系の写真を撮ろうと思い、２００８年７月３日、姫路駅で写した自分にとって復活国鉄色０系の最初の１枚です。この時はニコンD２００に８０－２００/２．８の組み合わせで下りホームの新大阪寄りに構えて待っていました。構図を決める際に望遠２００ミリ（３００ミリ相当）より引くと余計なものが写り込むことが分かりました。できれば３００ミリとか４００ミリ（４５０ミリ相当とか６００ミリ相当）ぐらいあるズームレンズだと構図決めに余裕を持てる感じでしたね。使用したレンズは手ブレ補正機能が無かったのでブレないようにシャッターを切るまで息を止めているのが大変でした。三脚は構図の自由度が下がるので使わなかったように思います。で、撮影した画像をカメラの液晶画面で確認すると真っ暗に写っていて失敗したなと思いました。いつも絞り優先AEを使っていてこの時もそれで設定していました。０系のヘッドライトの光が強くてそっちにカメラの露出計が引っ張られてしまったのが原因でしょうね。AEロックするかマニュアル露出にすれば良かったんですよね。
真っ暗な画像を救済すべく露光量をメインに調整をかけました。もともとISO感度400で撮影していたからなのか、露光量を大きく上げたからなのか分かりませんが画像にざらつきが出ています。今のカメラであればISO400でこんなにざらつくことはないと思います。青味を少なくするためホワイトバランスの調整もしています。そして元画像との比較が分かりにくいかもしれませんが画像の左側と下側をトリミングしています。
というわけで最初は失敗してしまいましたが、ここからしばらくの間０系を追いかけることになったのでした。
