2021年5月21日に営業運転を終えた山陽電車の「3030号」編成が、6月26日に「3030号さよなら記念貸切列車」として運転されます。元々、5月29日に運転される予定でしたが、緊急事態宣言の期間延長で延期されたもので、この運転で「3030号」編成は完全に引退してしまうんですね。
当初、2021年春に引退すると発表され登場時のツートンカラーに塗り替えられたのが2019年7月のようですが、その頃は全然撮ろうと思わず、今年の3月になってそろそろ終わりなんじゃないかと思い撮り始めたというのが正直なところです。
さて、山陽電車の復刻ツートンカラーは1編成のみで、運転時刻は山陽電車の公式ホームページに掲載されていたため行き当たりばったりの撮影にならずに助かりました。それでも、コロナの関係で時刻表が一時期非公開になったり、前日に運転するのを確認して出かけたのに当日空振り、時刻表を見ると運転しないに変更されていたことがあってがっくりした日もありました。
普段は静止物をメインに撮っているので、走行する電車を撮るのは難しいと感じました。カメラの設定はコンティニアスAF、高速連写が基本であるのは当然なんですが、被写界深度を考えながら露出はシャッター速度優先にするのかマニュアルにするのか、望遠ズームレンズ手持ちで被写体ブレ、手ブレしないシャッター速度はどのくらいにしたらいいのか、シャッターを切るタイミングはいつにするか、水平垂直傾きはないか、パンタグラフは電柱で串刺しになっていないかなど気にする項目が多いのです。慣れないうちは失敗ばかりですが、少しずつ慣れてくるとそれなりに写せるようになってきました。これで、ニコンZ6での動体撮影に自信が持てるようになりました。