かすみの除去はレタッチの手数を減らせる？

今回もダム湖で撮影した画像です。たぶん、斜張橋に目が留まったんだと思います。山間のダム湖に斜張橋があるなんてと思っていたかどうかは覚えがありません。

元画像の空の部分が白飛びしていたのでまず、ハイライトの調整をしたのが調整１です。

画像全体のもやーっとした霞みがどうしても気になります。そこでかすみの除去を調整します。コントラストが強くはっきりしてくるのと、濃度も濃くなっていきます。調整しすぎると不自然な感じになるので抑え気味に調整するのが肝だと思います。

次に、黒レベルを下げる調整をして濃度をさらに濃くなるようにしました。試しに白レベルを下げる調整もしてみましたが、変化が黒レベルの調整に比べてあまりないので白レベルは０のままにしています。

濃度を上げたことで鮮やかさが増してきましたが、ちょっと不自然な印象を受けるので彩度を下げています。湖面の緑色、木々の緑色、橋の緑色を調整３の画像と比べてみてもらえば落ち着いた色合いになったのが分かると思います。

今回、もともと調整１からコントラストを調整していたのですが、かすみの除去を使うとコントラストの調整をしなくても済むので、うまく使えばレタッチの手数を減らせますね。少しでも短い時間で仕上げるとなれば便利ですよね。

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