状態の良い花菖蒲がなんの邪魔もなく撮影できることってあまりなかったりします。あの花を撮りたいのに手前の葉が花にかかって邪魔!とか、構図の中に状態の悪い花が入ってしまう!とか、簡単に撮影させてもらえません。だからといって勝手に葉をむしり取ったりしちゃダメですからね。今回のは青い花を撮りたくて撮影位置を左に移っても、縦位置にしても手前の白い花が構図の中に入ってしまうという状況だったと思います。それだったら白い花を前ボケとして利用してみようとチャレンジしたものです。結果はボケ方が中途半端になってしまいました。もうちょっとふわーっとさせたかったんですけどね。そうするには白い花にレンズを近づけないといけないんですが、物理的にできなかったんですよね。(元画像1)
なので、改めて撮影位置を左に移って白い花が重ならないように構図を決めて写したのが元画像2です。今振り返ってみるともう少し白い花を離した方が良かったかなとも思いますね。
ちなみにトリミングしたら間延び感が少なくなるだろうと思い、まずはスクエアにトリミングしてみました。スクエアサイズは今でこそInstagramでおなじみになりましたが、この当時は中判カメラ6X6のスクエアフォーマットぐらいで一般的ではなかったと思います。昔、ブロニカSQを借りて使ったときに縦横関係ない真四角の構図をどうやってまとめていいのか戸惑ったことを思い出します。今の人はそんなことないんでしょうね。
続いて、4X5/8X10の比率でトリミングをしてみました。大判カメラのシノゴ、エイトバイテンの比率だと意外と長辺が短くなるんですね。
最後に今回は珍しくトリミング以外の調整はしないで終わりました。
- 価格: 1840 円
- 楽天で詳細を見る