ピントが合っていないけど気になる画像を現像してみる

今や１６両編成の７００系はすっかり見かけなくなりましたが、この当時は現役バリバリでしたね。０系の写真を撮る合間にとりあえず撮っておくかという感じでした。０系が消えれば次は１００系が消え、３００系が消えるだろうから、消える順番からして７００系はそれほど重要視していませんでした。ネットで調べてみると現在、JR西日本には１６両編成の７００系が１本残っているようですね。波動用ということなので繁忙期に使われるのかどうかなんだと思いますが、今の情勢からすると出番はあまりなさそうですよね。

元画像を見ると分かるようにピントが合っていません。しかも７００系の顔が切れてしまっています。でも赤いテールライトと車体側面の様子が妙に印象に残ったので取り上げることにしました。

f:id:miyaginz:20200729082138j:plain — 元画像

ちょっとぼやけた感じの元画像なので、ちょっとでもはっきりした感じにしてみようと明瞭度を上げてみました。車体側面のJR７００という青い文字がだいぶはっきりと見えるようになりました。また、７００系の顔の曲面部分の陰影を出したいと思ってハイライトや白レベルの調整をしています。（調整１）

f:id:miyaginz:20200729082240j:plain — 調整１

調整１の画像に対してさらにかすみの除去の調整を加えたのが調整２の画像です。元画像と比べると力強さが増した感じがします。ちなみに明瞭度は調整１の画像より下げています。調整２の画像だと赤いテールライトが不自然で少しやり過ぎなのではと思ったりしますがどうでしょうか。でも調整１の画像だとちょっと物足りなさを感じるんですよね。

f:id:miyaginz:20200729082333j:plain — 調整２

参考として、テールライトが二つ写っているものと車体側面だけの画像を置いておきます。

テールライトが一つのものと二つのもので印象が変わってくるのでどちらをメインにしようか悩みました。一つのものを選んだのはより印象が強いと思ったからです。

f:id:miyaginz:20200730052131j:plain — おまけ

車体側面を写した画像を見て、ピントを合わせたのは真ん中よりちょっと右側というのが分かると思います。意外と広い範囲にピントが合っているように見えます。７００系の顔の部分がピンボケだったのは車体側面を写した時より速度が上がっていてシャッター速度が足りてなかったのかもしれません。ちなみにシャッター速度は１/１０００秒でした。